【Hack U 2019 FUKUOKA】エナしるべ
Hack U 2019 FUKUOKAに参加しました。
SPAJAMの時と同じメンバーで参加し、チーム名は「もつなべ」としました。
Hack U 2019 FUKUOKA参加レポート
Hack U 2019 FUKUOKAとは
ヤフー主催学生ハッカソン。福岡会場では、以下のスケジュールで行われた。
- 開発期間 2019年08月05日(月)~08月23日(金)
- 発表・表彰 2019年08月24日(土)
参加チームは25チーム、総参加者は100名を超えた。
Hack U 2019 FUKUOKA Student Hackathon - Yahoo! JAPAN
発表
発表の様子は、下のリンクから見れるのでぜひ。
プレゼン 20:20~
デモ 2:11:55~
スライド
スライド内の動画は、リンク先から確認できます。
エナしるべ
概要
現在地周辺のエナジードリンク(以下、魔剤)を売っている場所をMAP上に表示する
機能
魔剤スポット
- 表示(MAP上、詳細)
- 追加
- 編集
魔剤フィルター
魔剤
- 追加
- 削除
技術
- monaca
- ニフクラ mobile backend
- Google Maps API
開発を振り返って
アイデア出し
とても苦労しました。
ただ、メンバーの一人が「魔剤」というパワーワードを口にしてからは一気にアイデアを深めることができました。
この時点で発表まで残り一週間( ;∀;)
開発手法
今回の開発では、レベルをMVP、1up、2up、3upの4段階に分けました。
MVP(実用最小限の製品: minimum viable product)
位置情報を投稿 投稿された位置情報を基にMAP上にピンを表示
→ どこで魔剤を売っているかが分かる
1up
位置情報+テキスト+魔剤の種類を投稿
魔剤フィルタ
→ どこでどんな魔剤が売っているかが分かる
2up
位置情報+テキスト+魔剤の種類+画像を投稿
→ どこでどんな魔剤を売っているかが詳細に分かる
3up
位置情報+テキスト+画像を投稿
画像認識により、魔剤の種類を特定&情報追加
→ どこでどんな魔剤を売っているかが詳細に分かる
→ 効率化
最終的には2upまで実装することができ、やりたかったことの大半はできたといえます。 このように、段階的に開発をするというのはアジャイル開発を勉強していた時に知ったもので、とても役に立ちました。 3upに関しては、魔剤を判定するモデルをつくるところまではできていたのですが、APIを叩いてmonaca側とつなげるといったところでつまずき実装には至りませんでした。以下、画像から魔剤を判定している様子です。
開発スケジュール
メンバー同士の予定がなかなか合わなかったこともあり、我々の当初の予定は以下の通りでした。
月、火 開発 水、木 休み 金 開発&発表練習 土 発表
実際はこうなりました。
月、火、水、木、開発 金 発表練習 土 発表
しんどかった。。。。
徹夜して開発した日もありました(メンバーの中には、サッカーサークルの合宿にPCを持って行って徹夜をした勇者もいた)。
どうやったら余裕もった開発スケジュールを立てることができるのだろうか・・・
永遠の謎です。
役割分担
明確に決めたわけではなかったのですが、自然とそれぞれの役割に分かれました。
- DB
- Google Maps API
- 画像
- UI
- 画像認識
発表準備
我々が狙っていた賞は、HappyHacking賞です。会場投票で1位を得るためには、とにかくウケる必要があります。 また、発表は180秒。短い間で、どれだけインパクトを残せるかが焦点になってきます。
プロ研Slackの HACK U チャンネルが本物の闇抱えてて草生えない pic.twitter.com/nxp0HNLrCR
— tanacchi (@q111026d) 2019年8月23日
そこで、このように発狂している様子をスライドに盛り込みました。
このほかにも魔剤を見つけた喜びや、魔剤がなかった時の落ち込み、魔剤摂取して発狂している様子など、多くの画像があります。
これらの画像によって、どのような場面を想定してこのアプリを開発したか、伝えることに成功したと思います。 自分をフリー素材化する。とてもいいのでみなさんもぜひやってみましょう。
スライドの配色にもこだわりました。
いつもはシンプルなスライドを作ることが多いのですが、今回はバリッバリに警告色をつかい毒々しさをアピールしました。
とっても楽しかったです。
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああああああああああ
また、このアプリのデータはユーザーが投稿する必要があるため、当日早めに集まり会場周辺のデータ集めを行いスライドに反映させました。 UGC : ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称
データ集めして感じたことは、コカ・コーラエナジーの販売箇所が多いということです。大概のコーラ社の自販機においてあります。やはり、自販機を持っているのは強いですね。実際どのくらい売れているか気になりました。
発表を振り返って
ありがたいことに、大成功でした。 全チームの中で一番ウケていた自信があります。
発表が開始すると同時に「プシュッ」と魔剤をあけ、発表している横でひたすら飲むというパフォーマンスがあったおかげかもしれません(たぶん史上初)。
40秒を残して、無事に発表を終えることができました。
デモを振り返って
会場にいた我々以外の魔剤中毒者の方々に、「早く公開してください!」と言われたのはめちゃくちゃうれしかったです。
また、興味を持ってブースに来てくださった方の9割以上の質問が、
「どうやってデータを集めたの?」
といったものでした。
発表では魔剤情報を調べるという一番大きな部分に絞っており、魔剤スポットの追加については触れていなかったためだと思います。
「足で稼いだ」と答えると皆さんとても驚かれました。
このデータをどうやって集めるかというのが、今後の課題になると思います。
今後
自販機の情報は公開されていないのが現状なので、ユーザー投稿型にするしかないかな~と今のところは考えています。 その際、魔剤スポットとして登録する部分をいかに効率化できるかが焦点であるとも考えています。その手段の一つが、画像認識による魔剤の特定であると考えていますが、ほかにもいい案がないか引き続き検討していきます。
そして!!
このたび、「エナしるべ」をAndroidアプリとして公開します!!!
現在審査中です。
審査が終わり次第告知させていただきます。
2019年8月31日追記
無事、リリースされました!
以下、リンクよりダウンロードお願いします。
(一部機能を制限しています)
以上、Hack U 2019 FUKUOKA参加レポートでした。
賞をとれなかったのは残念ですが、今回のハッカソンもとても楽しかったです。
実は、Hack Uへの参加は今回で2回目でした。会場に行くと、社員さんに「お、去年もいたね!去年のアプリ、好きだったよ!」との声をかけていただきとてもうれしかったです。下に、前回の様子を載せておきます。
Hack U 2018 FUKUOKAにて
遅刻するかどうかを判定してくれるアプリ「遅刻チェッカー」を開発し、HappyHacking賞(会場投票賞)を受賞。
昨年度の様子(36分6秒~)
Hack U 2018 FUKUOKA プレゼンテーション・作品展示会・表彰式 - YouTube