【Alexa】3カ月のハッカソンが終わりました
3/27~6/21にかけて、ハッカソンに参加してきました!
その参加レポートです。
Alexa Hack for students in Kyushu 2019 参加レポート
ハッカソンの概要
Alexa Hack for Students in Kyushu 2019 とはエンジニア学生同士がチームを組み、スポンサー企業と一緒に企業の課題を解決するAlexaスキルを開発する、企業課題解決型のAlexaスキルコンテストです。
https://fusic.co.jp/doings/245
テーマ
学生がお金の管理に使いたくなるAlexaスキル
ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)のチームになり、上記のテーマを与えられました。
多くの学生に利用されている地銀ならではのお題でした。
開発物
一言でいうと
引き落とし日の残高不足という問題を、事前に注意してくれることで防ぐAlexaスキル
スライド
以下、実際にプレゼンで使用したスライドです。
結果
AmazonJapan賞を頂きました。
また、賞品としてAlexaEchoDot第三世代を頂きました。
- ユースケースを絞っていた
- 方言やひそひそ声などがあり、完成度が高かった
- プレゼンがおもしろかった
などの多くのありがたい声を頂きました。本当にうれしかったです。
どんなことがあったか
企画
学生がお金管理に使いたくなるAlexaスキルというテーマだったこともあり、とても自由度が高かったです。
メンバー内で学生ならではのお金管理に関わる問題を議論した結果、引き落とし日の残高不足という問題に注目することにしました。
Alexaスキルハンズオン
Alexaスキル開発のハンズオンが行われ、そこで基礎的な知識を身に着けることができました。 初めてのAlexaスキル開発だったため、とてもありがたかったです。 ここでは、じゃんけんスキル・くにっこ分けゲーム(ジャルジャルのネタ)をつくりました。
AlexaでAPIを叩く
口座情報を取得するために、福岡銀行が提供しているオープンAPIを利用する必要がありました。そのため、まずはAlexaで簡単なAPIを叩けるようになろうと考え、ライブドア天気APIで試してみることにしました。が、想定以上にハマり(別記事参照
Alexaでライブドア天気APIを叩く際に注意すること - rkdora's Blog)、それでもなんとか叩けるようになると今度は銀行のAPIがOAuth2.0という種類のものでこれまた苦労しました。。。
最終的に、難しい認証のところは省略したので、今後実用化する際に一番大変なところはこの部分だと思います。
Alexaの通知機能を断念する
本来はAlexaの通知機能を使うつもりでした。
通知機能があれば、スキルを起動するきっかけになるためです。
手動(コマンドを実行)すると通知するところまではいったのですが、
- 通知の自動化
- 通知文が定型文
- 通知機能の情報が少ない 等の理由により、断念することになりました。
Alexaのリマインダー機能に手を出す
通知機能を断念した後、リマインダー機能なるものを見つけました。
Alexaのほうから定期的に話しかけることができるものです。
ただ、
- まったくできなかった(未対応なのでは?)
- ユーザーがいないときに勝手にしゃべられても困る(言い訳) という理由により、リマインダー機能も断念することにしました。
完成度を高める
いままで述べてきた通り、通知機能を実装することができなかったので私たちは今ある機能(残高不足注意・残高照会・取引照会)の完成度を高めることにしました。
方言やひそひそ声を喋らせたり、対応する言葉のパターンを増やしたり、プレゼン用のビデオを編集したり。。。
感想
長かった~。3カ月という長いハッカソンでしたが、実際に開発した期間はギュッと詰めると2週間ぐらいになると思います(大半が沼にハマっていた)。多くの作業を自分が行っていたことで、正直に言うとブーたれていたこともありました。が、普通に過ごしていても関わることのできない企業さんと一緒にハッカソンを駆け抜けることができたのはとてもいい経験になりました。この機会を提供していただいた、Fusic、FFGをはじめとしたスポンサーの方々、本当にありがとうございました。